私が家を建てた際、床下コンクリートを採用したのですが、今振り返ると、その選択に少し後悔の念を抱いています。もちろん、メリットも理解していましたが、実際に生活してみると、デメリットの方が目立つように感じています。この体験談を通して、床下コンクリートの採用を検討している方に、注意点をお伝えしたいと思います。まず、一番困ったのが、床下での配管トラブルです。新築して数年後、給水管から水漏れが発生しました。床下コンクリートに配管が埋め込まれていたため、修理にはコンクリートを剥がす必要があり、大規模な工事になってしまいました。費用も時間もかかり、大変な思いをしました。もし、配管がコンクリートに埋め込まれていなければ、もっと簡単に修理できたはずです。次に、冬場の床の冷たさも気になりました。床下コンクリートは断熱性能が低いと聞いていましたが、想像以上に冷たく感じました。床暖房を設置したのですが、それでも足元が冷えることがあり、冬場の生活は快適とは言えませんでした。また、床下換気が不十分だったためか、カビが発生してしまいました。床下を覗いてみると、コンクリートの表面にカビが生えており、驚きました。カビはアレルギーの原因にもなるため、すぐに専門業者に依頼して対策をしてもらいました。これらの経験から、床下コンクリートは、一度施工すると変更が難しく、後々のメンテナンスに大きな影響を与えることを痛感しました。もし、今家を建てるなら、床下コンクリートの採用は慎重に検討すると思います。メリットだけでなく、デメリットもしっかりと理解し、自分のライフスタイルや環境に合った基礎工法を選ぶことが大切です。この体験談が、皆様の家づくりに少しでも役立てば幸いです。床下コンクリートの採用を検討している方は、ぜひこれらの注意点を参考にしてみてください。