施主検査のチェックリスト、外観、内装、設備、その他

施主検査を効率的に行うためには、事前にチェックリストを作成しておくことが不可欠です。ここでは、施主検査のチェックリストの項目として、外観、内装、設備、その他について詳しく解説します。まず、外観のチェックリストについてです。外観では、建物の外側全体をチェックします。具体的には、以下の項目を確認しましょう。外壁のひび割れ、汚れ、色ムラ、雨樋の取り付け、ズレ、屋根の瓦や、板金のズレ、外壁の接合部の隙間、玄関ドア、窓の開閉状況、サッシの歪み、バルコニーの防水、手すりの取り付け、外構の仕上がり(駐車場、アプローチなど)、などです。次に、内装のチェックリストについてです。内装では、室内の仕上がりを細かくチェックします。具体的には、以下の項目を確認しましょう。壁や天井のクロス、塗装の仕上がり、床の傷、へこみ、汚れ、建具(ドア、窓、収納扉など)の開閉状況、立て付け、巾木の取り付け、階段の手すりの取り付け、階段の傾き、コンセント、スイッチの位置と数、照明器具の取り付け、などです。そして、設備のチェックリストについてです。設備では、水回りの設備や、電気設備などをチェックします。具体的には、以下の項目を確認しましょう。キッチン、浴室、トイレ、洗面台の水漏れ、排水状況、設備の動作確認、給湯器の動作確認、換気扇の動作確認、照明器具の点灯状況、コンセントの通電状況、インターホンの動作確認、などです。さらに、その他のチェックリストについてです。その他では、設計図書との相違点や、契約内容と異なる点がないかを確認します。具体的には、以下の項目を確認しましょう。設計図と異なる箇所、仕様書と異なる箇所、使用されている建材の種類、断熱材の種類、コンクリートの強度、などです。これらのチェックリストを参考に、漏れのないように、施主検査を行いましょう。