実家のゴミ屋敷化に悩む娘が補助金制度を調べた記録
久しぶりに帰省した実家が、以前とは見違えるほどゴミで埋め尽くされているのを目の当たりにした時、私は言葉を失いました。父が他界してから母は気力を失い、いつの間にか物を捨てられない状態になっていたのです。自分たちで片付けようと試みましたが、あまりの分量と母の抵抗に遭い、途方に暮れてしまいました。そんな時、インターネットで見つけたのが自治体のゴミ屋敷対策補助金という光でした。調べてみると、私の実家がある地域でも、特定の条件下で清掃費用の補助が受けられることが分かりました。すぐに市役所の生活支援課へ電話し、現状を伝えると、担当者の方は非常に親身になって話を聞いてくれました。母のようにセルフネグレクトの兆候がある場合、それは単なる怠慢ではなく心の病や衰えが原因である可能性が高いため、福祉の枠組みで支援できるという説明を受け、心が軽くなったのを覚えています。補助金の申請には、所得制限や立ち入り調査などいくつかのハードルがありましたが、市が介入することで母も「公的な助けなら」と渋々納得してくれました。最終的に業者による大規模な清掃が行われ、費用の一部を補助金で補うことができ、私たちの経済的負担も大幅に軽減されました。今では母の部屋に風が通り、以前のような明るい空間が戻っています。補助金という制度がなければ、私たちは今も暗いゴミの中で家族の絆を損なっていたかもしれません。制度を知り、勇気を出して相談することの重要性を痛感した出来事でした。